経営工学研究室
Industrial Engineering Laboratory
研究室の概略
少子高齢化やストレス社会が進行する中、経営工学研究室では、働きやすい環境の実現を目指し、労働集約型作業における生産効率向上と人材確保に関する研究を行っています。特に、人材力向上を含めた生産効率化のため、主観的・客観的調査方法を活用し、効果的な対策を検討しています。具体的には、作業者の動作や負担の分析、ストレス評価と改善策の検討、業務フローの最適化などを行い、効率的な作業環境の構築を目指します。これらの研究を通じて、持続可能な生産体制の確立や労働環境の改善に貢献することを目的としています。
研究テーマ一覧
研究テーマと概略
- テーマ1:作業負担および作業ストレスに関する研究
- 本研究では、作業負担および作業ストレスに関する分析を通じて、労働環境の改善と生産効率向上を目指します。作業負担の評価には、作業者の動作分析や生体計測を用い、身体的負担の定量化を行います。一方、作業ストレスについては、心理的負荷の主観評価や脳波・心拍変動などの客観的指標を用いた測定を実施します。さらに、これらのデータをもとに業務フローの最適化やストレス軽減策の検討を行い、持続可能で快適な作業環境の構築を目指します。本研究により、作業者の健康維持と生産性向上の両立に貢献することを目的としています。
- テーマ2:作業教育支援方法に関する研究
- 本研究では、VR(仮想現実)などの先進技術を活用した作業教育支援方法の開発を目指します。特に、労働集約型作業における教育効率の向上と負担軽減を目的とし、VRを用いた作業シミュレーションを活用します。これにより、新規作業者が実際の環境に近い状況で訓練を受けることができ、学習効果の向上が期待されます。また、動作分析やフィードバックシステムを組み合わせ、作業ミスの削減やスキル習得の最適化を図ります。最終的に、効率的かつ負担の少ない作業教育支援システムの構築を目指し、生産性向上に貢献することを目的としています。
- テーマ3:音色の違いがもたらすストレス軽減効果の検討
- 本研究では、音色の違いが人のストレス軽減に与える影響を検討することを目的とします。特に、異なる楽器の音色が生理的・心理的ストレスに及ぼす効果を分析します。実験では、被験者にさまざまな楽器の音を聴かせ、心拍変動や脳波測定などの生理データと主観評価を組み合わせてストレス指標を評価します。これにより、最もリラックス効果の高い音色や個人差の影響を明らかにし、ストレス軽減に有効な音環境の設計に貢献することを目指します。
- テーマ4:介護施設および医療現場の職員を対象とした継続就業意思向上に関する研究
- 本研究では、介護施設および医療現場の職員を対象に、継続就業意思の向上に関する要因を分析し、職場環境の改善策を検討します。特に、業務負担やストレス要因を明らかにし、働きやすい環境づくりに向けた対策を提案します。具体的には、職員の主観的評価や生体データを用いたストレス測定を行い、効果的な業務改善手法やメンタルケアの導入を検討します。これらの研究を通じて、職員の負担軽減とモチベーション向上を図り、人材確保と持続可能な医療・介護サービスの実現を目指します。
- テーマ5:ホタテガイの玉冷工場における生産性向上に関する研究
- 本研究では、ホタテガイの玉冷(貝柱冷凍)工場における生産性向上を目的とし、作業工程の最適化や労働負担の軽減に関する検討を行います。特に、作業者の動作分析や行程分析を通じて、効率的な作業手順を明らかにし、無駄な動作の削減を図ります。また、自動化技術の導入可能性や作業環境の改善策についても検討し、持続可能な生産体制の構築を目指します。これらの取り組みにより、作業者の負担軽減と生産効率の向上を両立し、安定した水産加工業の発展に貢献することを目的としています。
研究室メンバー紹介
- 准教授:ウ アテイ
- 2025年度/大学院生:M2・4名(社会人1名、留学生1名)、M1・3名/学部生:6名
- 2024年度/大学院生:M1・4名(社会人1名、留学生1名)/学部生:5名
- 2023年度/学部生:3名





